2006年2月20日 (月)

オサムVSプリン

なんと、プリンがこともあろうに、オサムを攻撃!

発端は、女王プリンが、家の庭に遊びに来ていたブチ猫を部屋から威嚇していたのを、シンジが面白がって、プリンを抱き上げ、さらに窓の側につれて来たところからはじまる。

「キィー!」

猫のケンカかなぁとおぼしき、夜中に耳にする、あの不気味な奇声をあげ、牙をむき出し、尻尾も膨張。いつもののんべんだらりモード猫の面影は全くなく、まさに「ヒョウの従姉妹です」といわんばかりの野性味である。

「やめろ!」

ダーリンが言うのも聞かずに、

「オレも、オレも!」

と、オサムが怒ったプリンをシンジから抱き上げようとした瞬間!!

「ンギャー!!!」

あっという間だった。その間、0.1秒ぐらい。

「おい!オサム!大丈夫か?」

見れば顔面をひっかかれている。血は出ているものの、いつものひっかき傷だと思ったのかダーリンの

「水で洗え!」

という言葉に、シンジがオサムをつれて洗面台に行った・・・私は、

「マキロン、マキロン・・・」

なんて、消毒液を薬箱から用意してオサムが傷口を洗ってくるのを待っていた。
「ユージさん!来てよ!血が止まんぇねんだよ!!」

シンジの慌てふためく声に慌てて行くと

なんと、洗面台が真っ赤である・・・しかもオサムの顔は、チャンピオンマッチのボクサーのごとく目の上が切れており、聖母マリアのごとく血の涙が流れている・・・みたいに頬をひっかかれている・・・

「見える?」

「あぁ・・・」

「下むいてちゃ、血が止まらないでしょ!」

慌てて横にさせ、止血をする。

「やべぇよ!ねぇ、救急車だよ!」

「大丈夫と思うけどねぇ・・・縫うようなケガはないよ」

慌てるシンジとは裏腹に、横になっているオサムは、ドキドキしているのだろうが、泣きもせず、慌てもせず、いたって冷静で、

「まぁ、病院行ったほうが安心かもしれねぇなぁ・・・」

などと言っていたが、

「念のためだ。シンジ、電話しろ!」

ってことで、日射病で倒れたときに引き続き、2度目の救急車体験となったオサム氏・・・救急隊のおじさんにも

「靴はいて、自分で歩きなさい!目を開けなさい!」

と、かなり自立を要求され、ちっともいたわってもらえず、病院についてからも

「えー!!飼い猫に?本当?」

と、看護婦さんに驚かれ、散々な結果。唯一、救いだったのは、担当の外科医が、菊川玲似の医者にしては驚くべき「美人」だったことである。

「いたい?染みるからちょっと我慢してねぇ・・・」

などと、美人女医に優しくされて、しかも

「ボク、冷静だし、頭よさそうだねぇ」

などと褒めらるオサム。

「猫の傷って犬よりも腫れるし、顔だからねぇ・・・明日は学校休もうか」

と、大嫌いな体育のある月曜日を休むようアドバイスされ、こっくり頷く。

オサム:「プリンは大丈夫なんだろうな・・・」

私:「?」

オサム:「アニキがプリンをいじめてねぇか、心配だ。オレが悪かったんだから、プリンを怒るなって電話しといてくれ」

 自分がこんなに大変なときに、プリンの心配をするなんて・・・

私:「言っておくよ・・・」

なんとも健気なオサムである。そんなオサムが帰宅した瞬間・・・シンジは

「すげー!!おい!その顔、カズキにメールしてやろう」

と、携帯カメラを向け、すかさず、ブイサインのオサム(-_-;)

  あんたらなぁ・・・

ダーリンには

「なに?学校を休むだぁ?!ひっかき傷なんだから、学校は行け!」

と言われ、カズキにも顔も見るなり笑われ、さらに

「学校行け!傷ぐらいで休んでてどうするよ!英雄になれるぞ!」

なんてダーリンと同じことを言われ、全く誰からも同情の余地なしのオサム・・・

テーピングしているから、口があけてご飯が食べられないのに

「今日一日絶食だ」

と言われたり、

「オレが、受験のとき食い損ねた、カロリーメイトやろう。でも後で返せよ」

と言われたり・・・これなら、たくましくもなるはずだとつくづく感じた。たとえ学校でバカにされたとしても、笑われたとしても、それぐらいじゃ、きっとオサムはめげないだろう。

我が家にいたら、引きこもりにはならないだろうし、少々いじめられても、ギャクで交わすことができる。その訓練を兄弟同士でしているような気がする。

とはいえ、さすがに

「今日は、ちょっとテンションあがらねぇな・・・」

と、いうオサム。ジュース類ばかり飲んでいたが、夜には、サイコロ状に切ったパンを、豆乳、タマゴ、蜂蜜で絡めて焼いたサイコロフレンチトーストも食べた。

hurenti

まずは一安心。とはいえ、今週末は兄たちの試験もあり、波乱万丈の幕開けとなりそうな予感です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年11月24日 (木)

猫の陰謀

おそらく猫は、人間世界をのっとろうとしているに違いない。「ネムネム光線」を人間に放ち、何もできないようにしむけているんじゃいかと思う。

例1
ちょっとコタツで一休み・・・と思ったつもりが、プリンの安らかな寝顔をナデナデしているうちに、そのまま寝てしまう。

例2
イライラしていても、プリンといっしょに眠ると10分でグーグー・・・もしかしたら不眠症には猫が一番かも。

例3
いっしょに夜寝ると、目覚まし時計を3回止めても、まだ寝れる・・・次の日、気が付けば昼(-_-;)

我が家の貴婦人猫プリンも例外ではない。彼女のそばにいると、アクセク働くことや、ちょっとしたことで怒っていたり、悲しくなったりすることが、バカらしくなる。

そして、デヘデヘデヘ~っと、横で彼女と寝ること、それが人生最大の幸せに見えてくる。

冷静に見れば、彼女は、食って寝ているだけなのだ。泣きもしないし、コビも売らない。
それなのに、人間の私たちは彼女の寝顔を見て「かわいい、いい子だ」と大満足。

なんか、おかしい・・・

猫の陰謀は、気温が一度下がるごとに、ジワジワと人間の脳に浸透してくる。毎年、冬になると、我が家のリビングでは、陰謀に打ちのめされた人間たちが、コタツの中で横たわる。

そして、臭い足が何本も入っているコタツの中で、異臭もなんのその、プリンは瞳を閉じて念力である「ネムネム光線」を放出している。

「ネムネム光線」を受けた人間の後遺症は、2つある。何事も「どーでもよく」なり、プリンのことがますますかわいくなり、頭をなでたくなるのである。これにより、私たちは、自ら意思で

「ネムネム光線で、私をクラクラの骨抜きにさせて~♪」

と、ボタンのスイッチを押していることになるのだ。

それが分かっていても、やはり猫はかわいい。我が家では「もう一匹子猫を」運動がもちあがり、今日は、以前から目をつけていた「子猫捕獲作戦」開始!

ダーリン曰く、猫にもいろいろいて、やはり、育てるなら、賢こくて、気立てのよい猫がいい。
「尻尾が長くて、毛並みがきれい。目が、きつくもなくオドオドしておらず、落ち着いている。エサを持ってきても1番目ガツガツせず、様子を見て出てくるタイプ」

が良いという。母親も大事で、母親の顔が品がないとダメらしい・・・

うーん、なんか、お見合いと似てる~

その、おめがねに叶ったトラ猫が、6匹の野良猫家族の中にいる。

網や、エサ、子猫のダンボールまで用意して、コンテナの下にいる子猫を呼び出そうとしたが・・・この日は、親猫と子猫2匹しか出てこず、あえなく惨敗した。

それにして、寒い空の下で、せっかくの休日に、「子猫捕獲作戦」のためとはいえ、猫を眺めてニコニコしながら、3時間近く過ごしたダーリンと私とオサム・・・動物園にだって、3時間もいないだろうに。

猫にかかると、脳の中がすべてネコ色に染まり、思考がストップする。おそるべし猫・・・
そして、それが分かっていても、なお猫といたい私たち家族・・・ますます猫の思うツボオとツボコであります。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005年8月18日 (木)

マダム・プリン

オサム作プルン 我が家の猫、マダム・プリンは、雑種のクセに、デヴィ夫人ぐらい気位が高い。小さいときは、真っ白だったというプリン、
「みごとにだまされた」
とダーリンは言うが、ストライプの尻尾と足の茶色がほどよくマッチして、B級血統書つき程度には見える。白くなくても「ワタクシはマダムよ」と言わんばかりである。

特に外で、会ったときなど、
「ワタクシ、そのような庶民の方々、全く存じません」
と言わんばかりに、知らん顔して、逃げもせず、そっぽを向いて、塀の上をキャットウォークしている。

食べ物にしても、猫大好きモンプチもカルカンも3日続くと
「ワタクシ、美容を考えると、同じものばかり食しておれませんの・・・何かアレンジを加えてくださらないと」
腹が減っているはずなのに、見向きもしない。猫のクセに、煮干だって、大きすぎると
「そのような、はしたない成長した煮干は固くてアゴが外れます。稚魚の煮干がよろしくてよ」
と、またまた、食べない・・・仕方ないので、成長した煮干は、庶民の私たちが、味噌汁の出汁にしたり、ミキサーでふりかけにしたりしてカルシウムを取っている。

しかも、ほとんど鳴かない・・・快適な暮らしをしていれば、1日中、鳴き声を聞かずに終わる日もしばしばある。マダムは、人間にアイソなど振りまかないのだ。彼女が鳴くときは、よっぽど外に出たいときか、腹が減っているときぐらいで、それも、唯一彼女と対等に渡り合っているダーリンが
「鳴きなさい!」
というと、しばら~くして、ため息まじりに
「なんで、ワタクシが合図をしないと気がつかないの?先に気づきなさい!」
と鳴く・・・程度である。

「プリン!」
と呼んでも、振り向きもせず、耳を少し動かす程度で、あまりうるさく何度も呼ぶと
「はいはい・・・」と
尻尾を二度ほどパタパタさせる。それが唯一の彼女の返事である。

私は、猫を飼うのが初めてだったので、猫とはこういうものかと思っていたが、そうでもない。他の家の猫もそうなのか?私の同僚の家の猫は、なんと、
「寂しいよ、一緒に寝ようよ~」
と、わざわざリビングに呼びにくると言う。

こんな傲慢な猫なのに、なぜか我が家では非常にかわいがられているから不思議だ。同僚にあんな女がいたら、きっと誰も寄り付かないと思う。きっと、我が家がオスばかりだから許されているのだと私は密かに思っている。

その気位の高いマダム・プリンも、夏には勝てない。連日、のびきったナメクジのようになって、床にへばりついている。その姿はマダムもへったくれもない。誰もが、
「また、のびてらぁ・・・」
と思っていた・・・

オサム作チョイダレ プリン

それが!

二階の本棚の上でのびきっていたプリン、また伸びてる~とつっつくと、いつもなら

「へん!」

とばかりに、睨み返して体制を整えるのに、なぜかずっと伸びきっている。

「ねぇ、なんかプリンおかしいよ!」
「また、ばててるんだよ。ほっとけ!」

ダーリンは笑って相手にしなかったが、足をつついても、腹を上にして伸びきっており、白目のまま睨んでいる。睨んでいるのではなく、動かない!

「プリン!プリン!」
「どうした?」
「動かないよ!」

ダーリンはあわてて階段を上ってきて、プリンを抱きかかえ、扇風機に当てた。

「全く・・・プリンもオサムも熱中症かよ」

オサムは、先週サッカークラブの途中で熱中症になり、早退した。扇風機に当てること5分。
チーン!と音がしたぐらいぱっちり目をあけると、

「あら、ワタクシ、どうしたのかしら?ここはどこ?あなたがた、ワタクシに何をしたの?」

なめくじの醜態をさらしていたマダム、慌てて立ちあがり、毛づくろいをはじめた。

「なんだったんだ ? ?」

「プリン!礼ぐらい言え!」

ダーリンがわめいても

「ワタクシ、どうしたのかしら?あなた方、なにを慌ててらっしゃるの?では、ごきげんよう・・・」

とばかりに、庭へと出て行った。このクソ暑いときになぜ出て行くのだろうか?なぜ、礼ぐらい言わないのか?

そんなプリンをニコニコしながら見送り、さっき怒鳴っていたのはどこへやら。
「気をつけるんだぞぉ」
なんて、我がダーリンは鼻の下を伸ばしている。

猫って不思議だ・・・何をしても許されるメス・・・プリンを見ていると、それがマダムなのかもしれない。としみじみ思う。この傲慢さに最近ようやく気づいてきたのか、我が家で「子猫を飼おう」という意見が密かに盛り上がっている。マダムよ、いい加減にせんと、いくらマダムでもみんながソッポを向くぞ!気位より、やはり女は愛嬌が一番なんだ!

| | コメント (2) | トラックバック (0)