2006年1月28日 (土)

休日のデート

招待券を持っているという友人に連れられ、前から気になっていた有楽町の相田みつを美術館に行く機会を得た。

行きたいなぁと思っていてなかなか行けなかったNO1の場所である。

東京フォーラム内の立派な場所にある美術館で、正直驚いた。

そして、もっと驚いたことは、閉館前の館内が若いカップルでいっぱいだったことだ。

そんかとくか
人間のものさし
うそかまことか
佛さまの
ものさし

若いカップルが、手をつないで、じっと壁の詩を見入っている。CDから流れる相田さんの昔のお話を瞳を閉じている若者たち・・・思いもよらない光景だった。

どの詩も、私にとっては、胸のうちを見透かされているようで、
また、叱られているようで、見れば見るほど涙がでてきた。

いくつかの印象的な詩もあったが、なんといって私が心打たれたのは、相田さんが愛された観音様の写真だった。月光菩薩さまの写真とその横にある詩・・・

あなたの顔を見ていると
こころの中の
波がしずまる

ふと気になって案内係と思われる男性に

「相田さんが日ごろ眺めておられた観音様の写真は・・・これと似た写真だったのですか?」

とたずねてみた。すると、

「はい、父が毎晩寝る前に眺めていた写真を今回飾らせていただきました」

とおっしゃるではないか!

偶然にも、館長の息子さんだったのである。館長さんは、私が涙顔だったので心配されていたけれど

「いえ、自分の気持ちに素直になれて・・・なんだか涙が出てきただけですから・・・」
というと

「そうでしたか・・・ここに来られて、少しでもお心が安らかになっていただければ、きっと父も喜ぶと思います。本当にお越しいただき、ありがとうございます」

と、それこそ、仏様のような笑みで会釈をしてくださった。

あなたの顔を見ていると
こころの中の
波がしずまる・・・

それは、私にとって寝る前に見るとなりのオサムの寝顔であり、カズキやシンジの笑顔であり、彼らがコタツで転寝しているときの顔でもある。

しかられるようで
でも、癒されるようで
安心できる空間

あの美術館にはそれがある。私は、連れてきてくれた友人に心から感謝した。

なかでも、「うん」というという詩は、私をこれから支えてくれる詩となるだろう。

「ありがとね・・・」

「私、もう何度もきてるのよ。ここにくるとね、元気になれるのよね・・・きっと、ここの美術館を出る人は、みんないい顔してると思うよ」

彼女は、私がパンダになった目を修正しているのも、せかさず待ってくれていた。東京でひとりがんばって仕事をしている、どこから見てもバリバリの「できる女系」の女性。でもそれだけではなく、彼女の仕事には、いつも情というか、ビジネス+ハートがこもっている。そんな感じがしていた。その秘密を垣間見たような気がした。

さっそく、絵葉書や、観音様の詩集を購入して帰ると・・・ダーリンは携帯サイトで日めくり相田詩集配信の契約をし、コタツの上に置いていた観音様の詩集をオサムがじっと読んでいた。

今は分からないかもしれないけど・・・大人になったらまたジーンとくるよ。私は心中でそうつぶやいた。

でも、もしかしたら・・・オサムは私以上に詩集を受け止めているのかもしれない。雪を見て、全身全霊でワクワクできる気持ちをもっているということは、本当に「純真なココロ」を持っていることらしい。純真であるほど、言葉は波紋のようにココロに響く。

「だから、子供にかける言葉は、ホンモノじゃないといけないし、子供は、そういう言葉だと、受け入れるものですよ」

と、カウンセラーの先輩が教えてくださった。

世間にまみれてすれた私より、よほどオサムのほうが、相田さんの詩の意味を理解しているのかもしれない。

「ねぇ、今度美術館、行ってみようか」

私が誘うと、詩集を読んだまま

「うん・・・」

と、でも、確かに返事をしてくれた。そういえば、金子みすヾさんの展示会にも「行こうよ」ってオサムは私を誘ったよなぁ。ココロが純真な人のそばにいると、自分もときどきピュアだった昔を思い出すきっかけになる。オサムはまさに私にとってのココロのオアシスだ。

そんな彼が、10年後ぐらいに、あの美術館で、瞳を閉じて、時間を共有してくれるよう
な女性が、彼にも現れることを祈っている。

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2005年8月22日 (月)

ウォーターボーイズ

私は映画が大好きだった。だったというのは、最近大好きと言えるほど見ていないが、昔はよく見た・・・と言う話である。中学生のころにジョン・ウェンジェームス・ディーンにはまり、高校では、ジャン・ポール・ベルモンドをはじめ、フランス映画にはまった。10代のころ、小遣いはほとんど映画代に消えた。

恋愛で落ち込んだときは、プリティーウーマンを見ながら、スパークリングワインにイチゴを浮かばせ、明日への活力とした。私の好きになる男性は、こぞってA型でアクション映画好きだったなぁ・・・その影響もあるかもしれないが、仕事のストレスはアクション映画と、ジョージ・クルーニーで解消をしていたように思う。

年代とともに、見る映画も違ってくる。最近、仕事のストレス解消は、アクション映画これは昔と変わらないが、ステップファミリー疲れの映画ナンバーワンは、ウォーターボーイズ!妻夫木聡クンが出ている男子高校生がシンクロナイトスイミングに挑戦する物語である。

妻夫木クンはタガイもよく、男としてはもう立派なもんだが、竹中直人扮する水族館のオヤジに振り回され、つよーい彼女の前ではモジモジくんと化す。

シンジがヘソを曲げたとき、カズキがカチンとくることを言ったとき、私はこのウォーターボーイズを思い出す。外見だけは立派だが、まだまだハートは純でヤワちゃんのお子ちゃまである。妻夫木クンほど、顔は良くはないが、カズキもシンジも客観的に見れば、カワイ~♪高校生なのではないか?腹のたつことも言うが、結局のところ、映画の妻夫木クンが先生など大人に噛みついているのと同じではないか?そう思うと、どの子も「年下の男の子」で許せてくる。

カズキだって仏頂面しても、予備校でカワイイ子とすれ違ったら「ドキドキ」してるに違いない。

シンジなど、どんなにわめいても、かわいいもんである。夕飯時に、小遣いがなくなり、散々悪態とついておきながら、その夜、風呂に入っている私とダーリンのところにきて

「ねぇ、冷麺ってさ、水から茹でるんだったっけ?湯から茹でるんだったっけ?なんか、腹減ったから食いたくなったんだけど」

なんて申し訳なさそうに聞いたり、バカヤロウ!と壁を蹴散らして二階に上がった翌日に

「ねぇ、ネクタイ、ちゃんと結べねぇんだけどさぁ・・・」

と甘えてみたりする。
彼にとってこれがおそらく「ごめん・・・」の合図なのだろうと私は思っている。

NANAやアユなど超純愛ものに、「感動」したりするのをみても、かわいい~ものである。ダーリンとの愛を経験?!した私としては、あのテの恋愛ものは、青すぎて(青春しすぎて)「ダサくない?」と思ったりするが、私も昔は、生徒諸君などに感動してたなぁと思ったりもする。

男の子も女の子も、最近の子は綺麗だし、ガタイもいいし、言うことなすこと、大人びてきているが、中身は昭和初期の「少年時代」のころとあまり変わっていないのではないかと思う。青春はいつの時代も同じなのだ!

大人と子供の間で、彼らもバランスがとりにくくてイライラすることもあるだろう。子供扱いもできないし、大人扱いもできない。サイズの合わない靴をはいて、一生懸命駆けっこをしている男の子と同じだ。いろいろあるが、彼らの心は、まだまだヒヨコで傷つきやすく、忘れやすく、悪気はないということを、愛を経験した私とダーリンは分かってやらねばいけない・・・

それをもう一度思い出させてくれる映画が、私にとってウォーターボーイズである。ウォーターボーイズを見たあとに、お風呂でキャンディーズの「年下の男の子」をハミング

忘れん坊でわがままで
いじわるだけど好きなの・・・LOVE投げキッス!

そんな楽天的ではいけないこともあるのかもしれないが、とりあえず、今の私はこれが特効薬。

その話をすると、

「何言ってるのぉ!いいじゃない~、オタクは妻夫木クンだけど、うちなんか、物言わぬ西田敏行が2人よぉ・・・釣りバカ日誌じゃ、スッキリもしないわよ・・ハァ・・・」

と私の同僚はため息をついた

まぁ、食べるわ食べるわ・・・歩く炭水化物・・・ってところですが、タガイだけは2人とも妻夫木クンだなぁ。ぜひともオサムには、そのユーモアを活かして、ガタイも香取慎吾クン、今まで以上に「可愛い年下の男の子」になってほしい・・・

ボタンの取れてるポケット
汚れて丸めたハンカチ
あいつはあいつは可愛い年下の男の子

ハンカチはいいけど、ポケットにティッシュを入れたまま洗濯機に入れないでネ。オサムくん♪

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2005年7月15日 (金)

テレビ

 私の学生のころといえば、必ずハヤリの番組があり、それを見ていないと、学校での話題についていけないところがあった。が・・・うちの子供たちはほとんどテレビを見ない。7時は、なぜかNHKのニュースを見ている。これは、やはり父親ダーリンの影響だろうか?でも、ダーリンがいなくても7時は黙ってNHK!的になっている。

 三男のオサムは、一番渋いセレクトで「大岡越前」と「離婚弁護士」を時々見ている。最初は、「水戸黄門みたいなんだろう?」とバカにしていたが、一度見たら「カッコいいな」と言い出し、忘れていないようだったら、必ず見ている。私としては、銭形平次も似てると思うのだが、「役人なのにカッコいい」ところが大岡越前と、銭形平次の違いのようだ。ってことは、「役人=悪人」のイメージがオサムの中にはあるのだろうか?もし、子供達がそう思っているということになれば、これは由々しきことだ!まぁ、今の政治家を見ていてもそんなに「カッコいい」と思える人がいないのは事実だが・・・

 上のお兄ちゃん達は、受験前からほとんどテレビを見ない。唯一みんなが見るものといえば、「トリビアの泉」と「ちびまるこちゃん」である。日曜の夕飯は「まるちゃんだよー」といえば、勉強をしていても、リビングに来て、晩御飯を食べる。あとは、脳や科学の番組とか、時々クイズ番組は見ているが、ほとんど、ドラマもお笑い番組も見ない。そんなものなのだろうか?ちょっと冷めてない?と思って聞いてみた。

 彼らいわく「おもしろい番組がない」「子供をなめてる番組」「やらせ番組」。テレビ局の人たちは、もう少し若者ニーズを考えないと、携帯コンテンツに人気をとられてしまうんじゃないだろうか?

 彼らの学校での話のネタが「テレビ番組」じゃないことは間違いない。いったいどんなことを話しているか・・・?学校ではないが、家での彼らの話題は、現在のところ「R25」掲載内容のようである。

 

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