2005年10月29日 (土)

ニュートンへ反逆

思えば、20代のころは、5センチのパンプスを年中履き、3,4日仕事で徹夜をしても半日寝れば大丈夫。付き合いで飲みにいってもワイン2本空けても平気だった。

  信じられない・・・今そんなことをしたら、1日で寝たきりになってしまう(ーー;)

自分へのご褒美に、仕事帰りにハーゲンダッツのアイスのダブルを食べるのが何よりの楽しみ。それは決まってストロベリーとカマデミアン。飲んだ日も、自宅に帰って、やはりハゲを食べる。稼げるようになって一番嬉しかったことは、ハーゲンダッツのアイスが食べられることだったのだ。

  それでも、体重がヤバイと思えば、絶食をすれば、体重は3日で戻った。

今では別人のように、仕事が11時をすぎる前日は、休むようにしているし、食べ物にも気をつけている。週に1,2回は運動もするようにしている。それでも、確実に小皺はでき、クマはきつくなり、夜7時あたりを過ぎて、化粧室で自分の顔を見ると、

「チャララーン(ーー;)」

もう、どう上から塗ろうとも、肌が

「もう、堪忍してぇな。息すらでけしまへんがな」

と、ギブアップしているのがよく分かる。

健康や、美容に関していえば、
「3歩あるいて2歩下がる♪」
どころか、
「3歩あるいて3歩下がる現状維持が精一杯」

少しでも油断すると、崖から滑り落ちるように、せっかくパックした肌も、減量も藻屑と消える・・・

着実に、自分の筋肉が、地球の引力によって、中心部分に、年々引き寄せられていることを痛感する。下へぇ、下へぇ・・・上様、引力には、筋肉はただ、ひれ伏すのみ。

ニュートンは正しい。

こうして、地球の中心に引き寄せられ、やがて地球の土へと帰るのか・・・そう考えると、我慢も努力もなんだったのだろう・・・と思えてくる。すべてのものは引力によって落ちてくる。リンゴも、筋肉も、逆らえない。

ここで、「私なんか、どーでもいいのよ」

となってはアカン!こうなりゃ、ニュートンとの勝負!

そう思っていた。しかし、周囲を見渡すと、引力や老いに勝っていると思われる人ほど、体の感性や自然の摂理に逆らわず自然体で生きている。肩に余計な力が入っていない。

吉永さゆりさん、森光子さん、そして職場での先輩方・・・

自分の弱いところも受け入れ、体も心も、それに逆らわない。心穏やかに過ごすということは大きなポイント。食べ物も、運動も、すべて、昔、人が自然と共存していたときのような生活をしていればよいのではないか?所詮、ちっこい人間一人が、地球の引力に牙をむこうとすることが、無駄な努力なのだ。

といって、やりたいように気持ちや体の要求に逆らわずにいたら、大変なことになる・・・
20代のころの私も、今の私も、ご褒美の味が忘れられない。幼いころなかなか買ってもらえなかった食アイスクリーム、誕生日やテストを頑張った時にしか食べられなかったハンバーグやチーズのたっぷりのったグラタンが食べたい。

ってことは、全く精神的成長をしていないってこと???

青汁・カンテン・にがり・無農薬野菜・ヨガ・ウォーキング・アロマ、などなど・・・・
30代になると、ニュートンへの反逆テーマで女性の会話は盛り上がる。

全く、幼いころのご褒美とは程遠い課題の数々。しかしその先には「いつまでも、若く健康でいたい」という最大の夢が待っている。そう思うから、ご褒美とは程遠い修行にチャレンジしてみようと、思えるのかもしれない。

そんなことを考えながら、「今一番の夢は?」と問われたら「一日中ゴロゴロ寝ること」と答えてしまうだろう今のワ・タ・シ・・・

冬眠という自然界の逆らえない掟なのかと思うほど、最近どうも、眠くて仕方がないのデス・・・電車のってコテ(-。-)y-゜゜゜ちょっと横になれば(-。-)y-゜゜゜コーヒー飲んで、アーモンドかじって目を覚ます!

ニュートンさん、引力には逆らおうとは思いません。ただ、リンゴが落ちるスピードを遅くする方法ってないものでしょうかねぇ?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年10月27日 (木)

見えない努力

あの人はすごいなぁ・・・と思う人は、こっそり聞くと必ず努力をしている。きれいな肌をしている人、いつもみんなにゲンキオーラを与える人、仕事がいつも順調な人・・・

「そんな・・・何もしてないよ」と言うが
「そんなことないでしょう・・・だっていつも、肌がきれいやもん。たとえば、食べ物に気を使ってるとか・・・」

と、突っ込んで聞くと

「そういえば、ずっと、11時までには寝るようにしてるな。仕事が忙しいときも、寝たら忘れるようにしてるっていうか、そういうようになっちゃった」

寝ることによって、気持ちを切り替えるすべを身につけている才女。

「いつも、明るくて、こっちまでゲンキになるよ」

「そうかな・・・」

「うん、私なんか、結構気分にムラがあるからなぁ。うらやましい。」

「これといって何も心がけてはいないんだけど・・・毎朝、亡くなった主人にお線香上げると、独りじゃないって思えるから、気持ちの切り替えできてるのかもしれないな。」

という会話が成立する。

本人にとっては、歯磨きのように、日常化しているので「何もしていない」感覚になるのだ。それぐらいにならないと「効果」はでないということか?

そう思うと、私には「心がけていること」はあるが「毎日必ず行っていること」はない(-_-;)

以前は、3日ボウズだったが、それであきらめてはいけない。休む自分を許すところからはじめよう。と思い、何事も、

「晴れ、ときどき雨」ならぬ、「やって、やすんで、思い出して、またやって」ということを繰り返している。ウォーキング、腹筋、ヨガ、読書、勉強・・・等、毎日やろうと思うからできなくなる。というか、不規則な生活をしているので、スケジュール的に無理なことが沢山でてくるし、家族が多いと、自分のスケジュールなど、あって無いに等しい。しかし、そう言っていられないから、徐々に周囲や自分の体調も考えてゆるやかに「毎日効果」にもっていこうと決心している。

でもその決心も、ときどき忘れたりして(^_^;)

しかし、努力が微塵も感じられない、ぐうたらな毎日を送り、日々寝ているだけで、美味しいものを寝る前に腹いっぱい食べても、美脚ラインを保ち、敏速な動きができ、さらに、みなから愛される・・・というマレな彼女がいる。

我が家の猫、マダム・プリンである。

外での彼女は、イチローのダイビングキャッチにも劣らなぐらい華麗に塀の上に駆け上がり、瞬きもできない速さで、路上を横断する。自分の敷地に入ってきた野良猫には、威厳と美しい筋肉ラインが浮き上がるポーズで威厳を見せつつ相手を威嚇。

家の中でのデレデレ度とは大違い・・・別人ならぬ別猫である。

この秘密は、彼女は時々押し入れの中に隠れたり、外に出て帰ってこなかったりもするときに隠されているのか ?

もしかしたら、夜な夜な、暗い押入れの中で、腹筋をしていたり、棚に腕をかけて垂直あがりをしていたりするのかもしれない。それとも、寝ながらイメージトレーニングに励んでいるのか?

マダムプリンの謎は多い。

なぜ、あくびをしたときの口臭はすごいのに、その舌で舐めている体は全く臭くないのか?
なぜ、好きなものがあっても、食べすぎず、自分で体重をセルフコントロールできるのか?
なぜ、携帯を持っているわけでもないのに、家族が帰る時間が分かるのか?

「努力を持続した人が天才」というぐらいだから、これらの天才的技を「猫だから」という一言で終わらせたら、プリンが怒るかもしれない。

猫だって筋トレしたり、どこかで見えない努力をしている。そう信じないと・・・やってらんない~!!!美味しいものが沢山の秋のシーズン到来です(^_^;)

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2005年9月25日 (日)

美意識のボーダレス化

「今日は帰りが遅いのか?」

うぅ・・・バレバレだ。オサムは、私の化粧時間と出かける距離・仕事の時間が比例することに気づいている。

もはや夕方の6時を過ぎるとはがれたファンデーションの壁が修復不可能となってしまった。いろいろとファンデーションを代えてみたが、それよりも、とにかく前の日の晩と当日の朝に保湿をしていうことに効果があると友人に教わってから、夜10時まで仕事があるときは、出かける前にパックをするようになった。

オサムは、私が化粧をしていると、化粧道具を興味深々に眺めている。とくにお気に入りはビューラーで、「オレもやってみてぇ!」といつも言う。チークをぬるふわふわの刷毛も大好きだ。
「え!もしかして!カバちゃん的?だっていつも女子の悪口とか言うし・・・」
と思って聞いてみた。

「別にさ、女の子に興味がなくて、男の子にドキドキしても、単なる少数派ってだけで、悪いことじゃないんだからね」
「うん、それは大丈夫だ。オレは化粧に興味があるだけだ」

なるほど・・・

二人で出かけるときも、「女って大変だなぁ・・・」と、辛抱強くとなりでじーっと待ってくれる。

「ごめんね」

「そりゃまぁ、パッパでブサイクよりも、時間かかってもキレイなほうがいいでしょう」

新聞を読みながら待っているダーリンと全くおなじ台詞を言われたときには、びっくりした。きっと聞いていたんだろうなぁ・・・(-_-;)

女性化粧品に対するボーダレス化は、オサムに限ったことではなく、3人ともにいえることだ。彼らにとっては「きれいになること」に男も女も関係ない。以前にもオサムがイオンスチームをする話を書いたが、お兄ちゃんたちも、私の石鹸泡たてを使ってゴシゴシこすらず、洗顔してるし、時折私のヘアパックも所望する。

マユをそりすぎたシンジにアイブローを貸してあげたら

「ねぇ、リカさんのアイブローいいよね。ブラシが丸いし、汗かいてもおちねぇし」

というし、最近はじめた化粧水パックをしていると、ボウズ頭のカズキが

「ねえ、それって、海水浴のときした、パックみたいに気持ちいいの?」

と聞いてくる。

彼らにしてみれば、夜帰ると泥パック姿の私がいて、朝起きると白い化粧水パックをしている私がいるのだから、ギョ!と思うこともあるだろう・・・と思っていたが、彼らも、鼻パックをしてみたり、タオルパックをしてみたりしているから、別段抵抗もないのかもしれない。

コロンについても、結構私がいいなぁと思う香りと、彼らが好きなものが一致するので助かる。最初、シンジがつけていたコロンがキツすぎて

「それはオッサンの臭いだ!」

と、怒る前に、ダーリンには怒られたが、以前、フジヤマというコロンを誕生日にプレゼントしたことがある。これは非常に好評で、昨年プレゼントしたブルガリよりも評判がよい。最近密かにカズキも愛用している・・・

「ブルガリも欲しかったんだけど、あれは時々誰かとカブるからさ。フジヤマは、誰もつけてねぇし、やっぱこれがいいな」

イッセイミヤケっぽい水のようなこの香りは、私も大好きだ。

さて・・・オサムの好きな匂いとは。

何といっても、私のグロス!友人のハワイ土産にもらったランコムのグロスだが、にぼしのパックを開けると、どこからともなく駆け寄る猫のプリンのように、ふたを開けたとたん、部屋の外から
「おーーー!あれだな!」
と、寄ってくる。

「このバニラの甘い匂い、いいよなぁ・・・うーー!食いたくなる!!」
ジェルの蓋を開けて、深呼吸するオサム・・・

思わず食べたくなる口紅・・・そんなキャッチもまんざらウソではないようだ。ためしにダーリンにもかがしてみたら、「悪くねぇな」と言っていた。

男性には、シャネルの5番もよいけど、バニラもよろしいようで・・・

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2005年9月24日 (土)

はやりのスタイル(THE BOUZU)

「あのさ、今日サッカー部の連中、5人で床屋に行くらしいぜ」

部活から帰ってきたオサムが、チョコレートをかじりながら、興味深い話をはじめた。聴けば、みんなでボウズにしにいくという。

「な、なんでまたみんなでボウズに?」

「サイトウってヤツが、休み明けにボウズにしてきたんだよ。そしたらみんなが「おーかっちぇー(カッコイイ)オレもしようかな」とか言い始めてさ。今度試合があるから、みんなで気合入れてボウズにするかってことになったらしい」

ボウズがカッコイイのか・・・?

サイトウ君は、先生にあとで呼び出されたらしい。オサムたちが心配して、

「何言われたんだ?」

と、聞くと、

「何か悪いことしたのか?って心配そうに聞かれた」

らしい・・・しかしその場でサイトウ君も、オサムたちも、

「???」

なぜ先生が心配したのか分からなかったようだ。

「どうして、先生はサイトウにそんなこと聞いたのかな」

「だって、だいたいボウズ頭って「反省」の意味がこめられてるやん。シンジが、停学処分になったときも、ダーリンと二人でバリカンでボウズにしたでしょ。それにベッカムだって、浮気報道が流れたときにボウズにしたし・・・」

そういえば、ボウズ=反省のポーズというのは世界共通なのだろうか?

「でも、カズキ兄ちゃんもしてるし、小野(サッカー選手)だってしてるし、清原もだぜ」

彼らの世代ではもはや、ボウズに抵抗はなく、たんなるヘアスタイルの一種と化しているようだ。

翌日・・・

「みんなでボウスにしようっていってたけど、中止になったらしい」

「なんで?」

「コウジの母さんが、心配して、いろいろ電話したらしい。で、コウジも塾があるし、時間がなくなって、行かなかったんだってさ」

小学生のときにいじめにあっていたコウジ君の母は、息子が帰るなり

「ボウズにするから1000円ちょうだい」

と言ったので、友達に「ボウズにしろ!」といじめられたと勘違いしたらしい。

母親の気持ちも非常にわかるし、先生の気持ちも分かる・・・

「オサムもボウズにしたら?」
「いやーオレはいいよ」
「どうして?」
「この間、散髪したばっかだから、もったいねぇじゃん」

そっか・・・もったいないからボウズにしないだけで、そうじゃなかったらみんなでボウズにしていたのかもしれないということか・・・もやは、気合とミソギでボウズにするんじゃなくて、「ファッション」でBOUZUにする時代がきたということなのか・・・

美容師さんに聞けば、スキンヘッドが似合うには、かなり頭の形が、カッコよくないと、サマにならないらしい。そう思えば、ボウズもよいことなのかもしれない。そこまでは理解できても、我が家のBOUZU「カズキ」が風呂場で叫ぶ、

「ねぇ!リカさん!もうリンスねぇんだけど。ダブのリンス買っといてよ。あれサラサラになるからオレ、結構好きなんだよね」

その意味がよく理解できない・・・ボウズ頭もサラサラにするダブのリンス。うーん、わからん!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年7月20日 (水)

健康維持と体力

purun-1

彼らは、おなかがすいていないと、どんなおいしいケーキも食べることはない。満腹でもデザートと甘いものは別腹の私とはえらい違いである。脂っこいものが続いたらすっぱいものも食べる。本能のままの彼らを見ていると、大人が気にしているような健康に関する食の知識などバカバカしく思えてくる。

疲れたなぁと思ったときは
「なんか、みかん食いたい」
ビタミンを欲するし、勉強をしていると納豆やチョコなどを食べたくなるという。同じ食材が続きすぎると「またかよー」と三男だけは言うが、それも彼の体が「いろんなものをバランスよく食べたい」と言っているからだろう。以前、よく夜遊びと外食が多かった次男は、一番よく梅干や柚子原液を摂取していた。彼なりに、酸性の体をアルカリ性にしている結果ではないかと思う。

 長男のカズキは予備校の先生にも「健康ドリンク(柚子&黒酢)飲んでます!健康管理はバッチリっす!」と豪語していることが、先の3者面談で発覚したほどだ。

 眠たいときに寝て、食べたいものを食べる。私たちが、情報に惑わされて、忘れていたことを子供たちはきちんと行っている。ほとんど風邪もひかない。みな、体格もいい。よくある「でぶっちょ」ではなく、「筋肉質」である。お兄ちゃんたちの腕は、私がパンチしてもびくともしない。客観的にみても、逆三角形でなかなかいい体格をしている。夏に海水浴に行ったときも、他の同世代の若い男の子よりは見栄えもよかった。

 それはおそらく自転車登校と、ダンベル体操、ジョギング・・・などのおかげだろう。それも彼らは、「シェイプアップ」のためにしているというより、「体がなまってきた・・・」というときに近所を走ったり、ダンベルしたりしているだけだが、やはり効果はあるようだ。

 おかげで、少々テレビや職場で見栄えのする男性に出会っても、周囲の女性たちほど、目がハートにはならなくなった。これが「目が肥える」ということなのか?肉体改造したヨン様を見ても、映画でセクシーなビョン様を見ても「あ、そう・・・」と珈琲を飲めるぐらいクールでいれる。ということは、男性も、家に藤原紀香バリの人がいる家庭だと、他の女性に興味がわかなくなるのなかなぁ・・・と思ったりもするが、渡辺淳一さんの「男というもの」というエッセーを読んだ限りでは、どうやらそれはまた別のようである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年7月18日 (月)

男子・三種の神祇

魚は、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと変化するが、男性が、幼児→少年→青年→男性と変化する過程はどうなっているのだろうか?ふと、そんなことを考えた。というのも一昔前の少年→青年を私達は「男子」と呼んでいたが、この男子は「にきび・汗・がさつ」がトレードマークだった。しかし今の「男子」は、息だけでなく、肌もガタイも福山雅治を目指し、「つる肌・清潔・やさしさ」を心がけているように思える。
  私の教え子もそうだし、我が家の息子たち3人も「脂とり紙・お口クチュクチュモンダミン・デオドラントスプレー」は三種の神祇で持ち歩いている。夏にはこれに「汗とりウエットティッシュ」も追加される。次男のシンジは京都に修学旅行の際に、私が教えた「よーじや」のあぶらとり紙を大変気に入り、自分と私に3つづつ買ってきていた。

 美容には、彼女のいるいないに関わらず、3人とも非常に興味を示し、ダーリンが「ケ!女みたいだ!」と横目でしらけていても、洗顔は泡たてパフでめいっぱいあわ立てて優しく洗い、化粧水をパッティングし、時折私の、ナショナルスチーマーもあてている。にきびが出るから、脂っこいものは控えるし、鼻パックもしている。とーぜん眉はきちんと整えるし(最近私の、きれいなお姉さん電動カミソリを使っている。ナショナルさん、あれは男性用を出しても売れると思います)体調管理と美肌をもかねて、ゆず原液と黒酢を飲んでいる。

 私は、新卒採用の仕事もすることがあるが、このときも、大卒の男の子はみな、つる肌で清潔感あふれる子が多い。人材派遣の営業をしている26歳の男性も、「ぼくもスチーマー持ってますよ」と言っていたし、やはり見た目は大切だから、悪いことではないと思う。

 夏に海水浴に行ったときなど、夜は日焼けした肌対策作戦となる。肌を焼くくせに、日焼けしたあとのローションを塗りたがる。

「そんなもん、マキロンでいいんだ!」

ダーリンが言っても、みな一様にして、私のポーチから出てくる美容ローションを待っている。さらに美白泥パックを見て

「オレもやりてぇ!」

と言い出し、結局みんなで顔にパックをし、コウロギの音を聞きながら雑魚寝となった。

「ヒンヤリして気持ちいぃ~」
「20分たったら取るんのよぉ」

 顔に泥パックをした男子3人が大の字に寝転がって、扇風機の風に吹かれている。シンジなど、5分でイビキをかきだす始末。あんたら・・・それ、1枚1000円以上のパックだぞ!

「わぁーすげー!肌が、つるさらしてらぁ」
うっとりしながら、自分の肌を触っている。
「ずっとしときてぇなぁ・・・一晩たったら、すげー肌になってそうだよ」
「肌も呼吸するんだから、一晩なんてしてちゃだめなの!」
「じゃあさぁ、もったいねぇから、使ったのを腕にもしてみようぜ!」

 そこまでするのなら、なぜ、肌を焼くのだ!と言いたくもなったが、肌がすべすべで気持ちいいのは、性別関係ないのだということが分かっただけでも、おもしろい結果だった。

 3人とも、「服が臭くなる」からタバコは吸わないし、シンジはコロンを常備している。三男のオサムは、普段でも、私がピーリングやジェルマッサージをしていると
「なんか、最近ここらへんがかさつくんだけど。オレも、そのポロポロ垢がでるやつして、マッサージしてぇ・・・」
などと、私におでこを見せてくる。吹き出物がでたら、即アロマオイルのティートゥリーを麺棒でつけて、
「早く寝よ!」
と言っている。

 彼らのすごいところは、あまり、異性など第三者をを意識していなくて「気持ちよい状態でいたい」という思いが強いことだ。女性の場合、この世から男性がいなくなっても「美容とダイエット」に励むだろうか?私は自信がない・・・それとも、今や、カッコイイ=美 という価値観になっているのだろうか?少年時代から男性になってもその価値観を変えずに、「息も肌も福山雅治」をめざしてほしいものだ。美しい男性が世に増えることは、女性にとってもうれしいことではないだろうか?

あと、10年もしないうちに、おそらく結婚式前には、カップルでエステに通うようになるんだろう。そして、男性もレストランで食事をしたときなど、現在の女性達のように「化粧室」に行くときに秘密の小袋(化粧ポーチ)を持って席を立つようになるんじゃないかなぁ。ま、平安時代は、お殿様は、みなお化粧していたんだし、それもいいか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)